2007年08月31日

絵本が欲しい

子供の頃から本を読むのは好きな方でございました。

身体が弱い為学校を休むことが多く、父は幼い私によく本を与えました。
それは父が子供の頃心躍らせた冒険物語が主らしく、メルヴィル『白鯨』、ヴェルヌ『海底二万哩』『15少年漂流記』他数編、マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィン』、スティーブンソン『宝島』、デフォー『ロビンソンクルーソー』等々。
それらは父が寝つきが悪い私によく聞かせてくれた物語でした。
ヴェルヌの本と宝島は今でもたまに読んでいます。

幼児期や低学年の頃は、父は絵本も時々買ってくれました。
日本の民話、神話、やさしい科学他色々です。
私はアニメのマンガ日本昔話が大好きでしたから、昔話の絵本はとても嬉しい贈り物でした。

ところが!
ここからが問題なのでございます。


親とは子供をちゃんと育て上げたいという思いから、時には厳しいものでございます。
父は普段は甘く、私にどっさり本を買い与えておりますのに、私がこの絵本が欲しいと望むと容易なことでは買い与えないのでした。
それは「子供に欲しがるだけ物を与えるとバカになる」という至極ごもっともな親心でございます。
けれども父は私がリクエストせぬ時は“良い本”をせっせと与えていますので、私はその“我慢”を教育されることに納得がいかないのでした。

子供心に「9歳にもなって絵本が欲しいだなんて、子供っぽいかしら」と思わなくはございませんでしたけれども、ある出版社が出している日本の昔話シリーズは、いずれも挿絵が素晴らしく可愛くて私は欲しくてたまらなかったのでした。

もう少し私に知恵が巡っていれば上手く立ち回り、その欲しい絵本を“ゲット”出来たかも知れません。
けれども私は真正面からぶつかっては玉砕を繰り返していました…。
祖母か母に頼めば買ってもらえたのでしょうけれども、私はその記憶がございません。
父と私のスペシャル・マッチだったのでしょうか?!(笑)
単にそれ程執着する対象ではなかったのでしょうね☆゛


そして大人になった現在、近頃とみに子供の頃欲しかったこの絵本が思い出されてなりません。
数冊あったこの絵本は皆どこかにいってしまいました。
子供の頃は無理でも今なら自分で買うことが出来ます。
みつけて全巻購入する所存。
父の親心とは裏腹に、我慢がきかないバカにバッチリ育った次第ですヽ(゚∀゚)ノ


そこで!


記憶を総動員して調べに調べました。

























絶版。_| ̄|○

























古書で検索してもバラで数冊しか見つかりません。





ぬ゛ぬ゛ぬ゛ぬ゛ぬ゛… (#-ж-)






よくよくこの絵本は私と縁遠いようでございます( ;∀;)
けれども一旦欲しい気持ちに火が点いたら入手するまで










鎮火しませんヾ(`Д´)ノ ゴゴゴゴゴ…










きっと手に入れてやろうと、毎日一度は検索するのが私の最近の日課です(・Д・)クワッ

こういう時、自分の事を結構シツコイ性格と存じます(−−;





φφφφφφφφφφφφφφφφφφφφφφφφφφφφ





余談。

絶版でほぞを噛んだものに、角川文庫ヴェルヌ作『少年船長の冒険』がございます。
これまた懐かしくて入手したい一冊でございます。
ヴェルヌの小説は毎度不撓不屈の超人的な人物が主人公で、憎めない脇役が物語の幅を広げユーモアを添えます。
海底二万哩なら召使いのコンセイユと銛打ち名人のネッド、八十日間世界一周(これまた大好きな一作です)なら下男のパスパルトゥーといった具合。
この『少年船長の冒険』では主人公の叔父ベネディクト叔父さんが“良い味”を出していました。
この叔父さんは昆虫学者(だったかな?)で、いわゆる“専門バカ”と申すのか一種の変人。
目を離すとすぐ新種の探求をせんと一行の進路からコースアウトしてしまいます。

この叔父さんに再び会いたいと存じます(o^∇^o) 



更に余談。
どこで読んだのかは忘れましたけれども、ヴェルヌの作品は地元フランスよりも日本の方が人気があるそうです。
元々ヴェルヌ自身は文章家ではなく、発想の素晴らしさはともかく文学としての評価は高くありませんでした。
ところが明治時代に日本語に翻訳されますと、日本で大人気を呼びました。それはほとんど意訳に近く、翻訳者のセンスで読ませる作品だそうです。

この明治時代の訳本が欲しい…(笑)

私には若干収集家気質が備わっているようです( ゚∀゚)
かと申して全て網羅したい気持ちはございませんので、単に所有欲が若干強いのかも(〃∇〃)
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posted by 志帆 at 19:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 身辺雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは

絶版の本への執着・・・わかります

自分も先日、早川書房から出ていた絶版の「ワーテルロー」を手に入れました。うれしかったですよ。25年越しの執念が実りました。
今、なんとか手に入れようと執着しているのは、「ビアス全集」です。
今はネット時代で、こういったさがしものは昔よりもはるかに楽になりました。かつては神田の街を足が棒になるまで歩いて、空しく帰ってきたものですが。

ここが役に立つのではないでしょうか。
http://www.kosho.or.jp/servlet/top
Posted by かい at 2007年09月08日 23:59
おはようございます。

コメントと情報をありがとうございます。
宝の山ですね、ココ!
ヽ(゚∇゚(゚∇゚(゚∇゚o(゚∇゚)o゚∇゚)゚∇゚)゚∇゚)ノ
欲しい本は皆3万円以上致しますけれども(* v v)。

神田は本探しをするだけで楽しい場所ですね。
手ぶらで帰るのが悔しいので執着度が高くないものまでつい買うこともありました(-∀-;)

私が以前欲しくてたまらなかった全集に円朝があります。(21万とあり断念…)
私が欲しいのは古いものが多い為高額なのが欠点です(−−;
Posted by 志帆 at 2007年09月09日 09:19
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